01 GeoGebra入門

試しに実行してみる

手軽に試してみるだけならば、アプリケーションのインストールなどをせずにウェブブラウザ上でGeoGebraを実行できます。GeoGebra Web Application へ行くと、下のような画面になります。「数式」や「幾何」のボタンを押すと、目的に応じて軸の表示/非表示などを設定したGeoGebraが、ウェブブラウザ上で起動します。

最初の作図

「数式」のボタンを押してGeoGebraを起動すると、軸の表示されたxy平面が表示されます。ウィンドウ上部にある図形のアイコン (ツール) から、三角形のアイコンのツールを選んでみます (多角形ツール)。

座標平面 (グラフィックスビュー) で適当に3点をクリックしてから、もう一度最初の点をクリックして多角形を閉じると、多角形が作図されます。

動かしてみる

一番左の矢印のツール (移動ツール) を選び、三角形の頂点をドラッグすると、それにつれて三角形も変形します。このときウィンドウの左の部分(数式ビュー)では、点の座標や多角形の面積が動的に変化するのが見えます。他の図形も同様に作図して動的に動かすことができます。

ツールいろいろで内接円

他のツールも使って、内接円を描いてみます。まず、角Aの二等分線を引くために、角の二等分線ツールを選びます。

頂点B、A、Cの順にクリックすると角Aの二等分線が作図されます。

同様に角Bの二等分線も作図し、2つの角の二等分線の交点を作図するために、ツールバーの左から2番目の点ツールを選び、交点付近でクリックします。

これで内心が作図されました。

次に内接円と辺ABとの接点を作図します。ツールバーの左から4番目にある垂線ツールを選びます。そして、辺ABと点Dを順にクリックすると(逆の順番でもよい)垂線が作図されます。接点は、今作図した垂線と辺ABの交点なので、点ツールを選んでその付近でクリックすると、求める接点が作図されます。

最後に、「中心と円周上の1点で決まる円」ツールを選び、点D、Eの順にクリックすると、内接円が作図されます。