F 積分

数学辞典 (第2版) の586ページの図1を書いてみます。その図には、下の完成図に加えて文字が書き込まれていますが、ここでは省略しました。また、柱の本数も実物よりも少なくしてあります。youtubeにビデオ (4分50秒) があります。

まず、xの1変数関数を入力バーに入力して、グラフを描画します。

その後、垂線や交点のツールを使って、上方和、下方和を作成します。ここでは、折れ線ツールも使っています。折れ線にしておくと、複数の線分のスタイルを一斉に変更できます。

また、「極値」というコマンド (英語では Extremum) で多項式関数の極値を求めたり、「積分」というコマンド (英語では Integral) で積分領域の塗りを描画しています (下図)。積分領域に限らず、epsにする場合は塗りを一番薄くして、塗りの色も薄いグレーにしないと、塗りが濃すぎてしまいます。

このままepsにエクスポートすると、折れ線やx軸が下図のように塗りで上書きされてしまいます (この現象はpngにエクスポートしたときは起こりません)。

これを解消するには、下図のように、折れ線のプロパティダイアログで、「レイヤー」の値を増加させます。レイヤーの値が増える程手前に描画されます (繰り返しになりますが、pngの場合はこの措置は不要です)。そうした後でepsにエクスポートすると、このページの最初にある完成図が出来上がります。